病室の訪問者
怪談・怖い話

これは友達から聞いた話なのだが、当時友達が単独でバイク事故を起こし足を骨折し病院に入院していた。

入院していた病院は少し大きな総合病院で、いつも混雑している病院だった。

友達のお見舞いに行った時の事、入院している友達が妙な事を話してきた。
夜に寝ていると、病室の前に誰かが来ると言う。

友達が入院している病室は4人部屋で、入口すぐのベッドで寝ている。
友達の前のベッドは空いており、奥の2つは入院患者が寝ている。
ごく普通の病室といったっ感じだ。

そこで、友達が夜寝ていると廊下を誰かが歩いているのに気づいたので看護師が見回りしているのだろうと思っていたと言う。

そんなのが何日か続いた頃だった、また夜に誰かが歩いているのに気づき興味本位でどんな看護師さんかと廊下の方を見ていた。

ペタペタペタとサンダルの足音が聞こえ、近づいてくる。

可愛い看護師さんなら良いな~とか思ってたそうだ。

やがて、自分の居る病室の前に来た時目を凝らして看護師さんの足元を見てみると、黒い影の様な脚が見えたと言う。

あれ?

人?

人のように見えるが黒い影にしか見えない。

そして、しばらくするとその黒い影の脚はスーッと薄くなって消えていったと言う。

幽霊が夜中に徘徊している!!
そう思った友達は布団をかぶってそのまま眠った。

もしかして、毎日聞こえてくる足音は幽霊の足音では無いかという考えが生まれてきた。

そして、その黒い脚は毎日のように現れ、病室の前で消えていったと言う。

しかし、1週間もすると慣れてしまうもので最初は怖かったが別に何かするわけでも無いので怖くなくなったという。

その事を昼間看護師さんに聞いてみたら、少し驚いた表情したが「気のせいじゃないか」と言われた。
しかし、看護師の表情からするからに、何か知っているのだろうという事が伺えた。
幽霊が出るなんて騒がれたら困るかから何も言わなかったのだろうと察したという。

その後、友達の骨折は回復に向かい、2週間もすると6人部屋に移動させられ夜中に幽霊が訪れる事は無くなった。

なぜ、幽霊が毎日のようにあの病室に来るのか今でも分からないままだと言う。


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