憑いてきた子供の霊 怪談・怖い話

夏が終わりに向かおうとしている時期、ちょうど心霊番組特集が有り、友達とLINEで幽霊や心霊に関して話していた。話は盛り上がり、心霊スポットに行ってみようという事になった。

子供の霊が出ると言われている公園の心霊スポットに行くことにした。その行為がまさか、あんなに恐ろしい事になるとは誰も思っていなかった。

夜22時に友達の家に集まり、車で向かう事にした。車内ではやはり心霊系のわだいで、これから向かう子供の霊が出ると言われている心霊スポットで本当に出たらどうする、もし出たらすぐに逃げようなど色々話しながら向かっていった。

公園に付き、車を降りてLEDの懐中電灯を付けて子供の霊が出ると言われている公園の公衆トイレの方へと向かっていく。噂によると、公園の公衆トイレから子供の霊が覗き込むという事や、視線を感じると言われている。

やはり心霊スポットなのだろうか少し背筋がゾクゾクする。しかし、友達もいる事でそんなに怖くは無かった。公園の公衆トイレが見えてきて、しきりにLEDライトを照らす。

「子供が居る!!!」

うわ!!と思ったけど、よく見ると何も居なかった。友達が脅かしただけだった。確かにライトに照らされて影が何かに見えそうでは有るが。

公衆トイレの前まで来て、恐る恐る近づく。トイレの中を覗き込むともちろん誰も居ない。静まり返った深夜の公衆トイレはなんか不気味だ。

「やっぱり何もないんじゃね?」

と友達が口を開いた。ま~確かに何もないただの公衆トイレだった。と思った瞬間。

パッと一瞬電気が点滅するように消えて点いた!それも自分たちが持っているLEDの懐中電灯も同じタイミングで点滅したのだ!

「うわ!!」と一斉に声を上げる。
「ヤバイヤバイヤバイ!!!」そう言ってトイレを出る。

とその時に、ふわっと背中から押されるような風を感じた。その風は一瞬でそんなに強くも無く背中に感じたという程度の事だった。

公衆トイレから急いで逃げる。10mぐらい離れたぐらいだろうか。公衆トイレの方で「バタンッ!」という勢いよくトイレのドアを閉める音が聞こえた。もちろんトイレの中には誰も居ないし、風が吹いたとしてもトイレ内までそんな風が入って来ない事は容易に分かっている。

「マジ、ヤバいって!」

急いで車に戻る。車に戻り、暫く息を整える。顔面蒼白でお互いの顔を見合わせる。10分ぐらい経っただろうか、やっと落ち着きその場を離れることにした。

帰り道、最初は会話は余り無かったが、やがて音楽を掛けリラックスモードへとなっていった。帰りのコンビニで一息入れて、送ってもらい家に帰る事にした。

まさかあんな怖い経験をするとは思っていなかった。まさか、心霊現象が起きるとは思っても居なかった。と誰もが思っている。帰り道は誰も心霊や幽霊、今行った心霊スポットの話しはしなくなっていた。そして、あの事が起きてから寒気がする。

 

しかし、本当に怖い体験をするのはこれからだった。

 

家に帰り、やっと一息つけると思ベッドに腰掛けた時、窓がガタガタガタ・・・ガタガタガタ・・・と音が聞こえて来た。

え?

風?いや風では無い振動の仕方。なんだろう。カーテンを開けて外を見ようとした時、驚愕をした。

窓には無数の手跡が付いていたのだった。心霊スポットに行った時に子供の霊が憑いてきてしまったと実感した時、背筋が凍る思いをした。

さらに、手跡をよく見てみるとさらに恐ろしいことが分かった。

無数の手跡は窓の内側に付いていることが分かった。そう、部屋の中に子供の霊が居るという事になる。

物凄く怖くなりシャワーも浴びずに布団に潜り込みガタガタを震えじっと恐怖から耐えた。携帯のLINEで友達に連絡したいが、恐くて布団から出れない。もし、布団をめくって目の前に子供の霊が居たらと考えると到底布団から出ることが出来ない。

何者かが部屋の中を動いているような感覚、恐くて怖くてどうしようも無く、そのまま眠る事は出来ずにいつの間にか朝になっていた。

朝日が入り怖い雰囲気が無くなり、携帯を取り友達にこの事をLINEで送った。しかし、まだ早朝なため既読は付かない。

そして朝一番に近くの神社に行き事情を話してすぐにお祓いをしてもらった。すると、寒気が無くなった。そして、家に帰ると窓の手跡が微妙に残る程度に薄くなっていた。

その後、友達からも連絡が来て話したら、友達は帰ってからなにも無く、眠かったので直ぐに寝たという。

まさか自分にだけ取り憑いてくるとは思っても居なかった。心霊スポットなんて気軽に行くもんじゃないと強く思った。今後、心霊スポットに行くことは無いだろうし、どんなに誘われても断るつもりだ。


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