各地のトンネルや峠で噂される首無しライダーの噂。
この首無しライダーというのはバイクに乗っていた若者が事故に遭い死亡した霊だと言われている。
しかし、なぜ首のないライダーなのか?
落ち武者などは首を切られその怨念で霊となって現れると言うのは分かるが、バイクで事故を起こして首が取れたという事故はほぼ無いに等しい。
よく言われていることが、トンネル内の照明の関係により、首が無いように見えたと言うのが有力の様だが、すべてがそういったわけでも無いだろう。
また考え方によっては、各地に出没する首無しライダーは実は一人で、全国を回るツーリングに出かけているという考えをするとちょっとほのぼのともなる。
ただ、各地のトンネルで噂されるところは確かに事故が多いのは事実だ。
事故死者の霊が出ると言うのは、まれにある事だろう。
元となった話は、ある道路を横断するようにピアノ線が張られており、それを知らずに猛スピードのバイクで突っ込んだライダーが首をはねられてしまった。
しかし、首のないライダーを乗せたままバイクはしばらく走り続けた。
その後、亡霊となった彼は夜な夜なその道路を首のないライダーとして猛スピードでさまよい続けているのだという。
そこで、気なるのはピアノ線はだれが?とういう疑問だが、悪戯という説が有力の様だ。
しかし、この物語自体作られたものという話もある。
実際に有った事故としては、2002年5月23日に秋田県秋田市で、侵入防止目的で張られた太さ7mmのワイヤーに気付かずバイクで突っ込み、ワイヤーが車体に当たりバイクが撥ね上げられた。
撥ね上げられたバイクが運転者の首を直撃して首を切断される死亡事故が起こった。
この事故がきっかえけでさらに首無しライダーの噂が広がったとされる。
そういった背景と当時は「走り屋」という以前に流行った頃にライダー達により、首無しライダーの話が広がり各地に噂されるようになったと推測される。
各地の首無しライダーの噂がある心霊スポット
- 栃木県:日光街道
- 兵庫県:六甲山の裏六甲
- 福島県:三森隧道(旧三森トンネル)
- 埼玉県:正丸峠
- 京都府:天ヶ瀬ダム
- 和歌山県:旧由良トンネル
- 岡山県:金甲山
- 大分県:三国トンネル
- 京都府:旧東山トンネル
- 徳島県:大阪峠
- 奈良県・大阪府:暗峠
- 奈良県・大阪府:信貴生駒スカイライン
- 東京都:旧氷川トンネル(氷川隧道)
他にもいくつもあるかと思うが、一般的に言われている首無しライダーのスポット。