訪問者 怪談・怖い話(短編)

何も変わらない日常を過ごしていた。特に変わった事もしていないし、何か思い当たる節は無かった。

深夜にトイレに起きた時の事だった。トイレを済まし布団に入り何か違和感に気が付いた。

夜中に玄関の方に気配を感じてベッドから見てみると、黒いモヤがユラユラと揺れており、人の霊である事が解った。

しかし、何をするわけでも無く、恐いようなイメージも無い。まるでそこらへんに居た浮遊霊が憑いてきてしまったようだった。

悪さをするようなことも無かったので、そのまま眠りに就くことにした。

それから、毎晩のように黒いモヤがユラユラと玄関で見かけるようになったが、3日を過ぎてから見る事は無くなり気配は消えていった。

たまたま憑いてきた浮遊霊だったみたいだった。

もちろん、その後その霊の存在を感じたり見る事は無くなった。

カテゴリー : 怪談・怖い話(短編)

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